読書

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誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論

精神科研修での必読書は統合失調症や気分障害が中心でしたが、アルコールや薬物の影響は切り離せないことが多く、物質使用の本を読み漁っているうちに松本先生の著書に出会いました。  松本先生の人生史を振り返る著書と言えるでしょうか、松本先生の生活史...
専門家向け

ネット炎上の研究

ネット炎上は外から見ていると「どうでもいいこと」がきっかけで炎上するすることが多いように見受けられます。  最近では前述したマイメロディママが炎上しています。現在残ったのが両極に残った人たちと、炎上や議論に耐えた人たちということで、炎上を起...
専門家向け

問題社員の正しい辞めさせ方

「社員をやめさせるのはハードルが高い…先生から何とかなりませんか?」  産業医を長くやっていると、このような発言を管理職の方からよく聞きます。ですが、やめさせる立場というよりは働ける最低条件を満たしているのかを判断するにすぎず、人事労務や現...
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中年男ルネッサンス

最近、山田ルイ53世氏にはまっています。一発屋ですがいつ見ても変わらぬ面白さ。中年に差し掛かったころの苦悩が男性学の田中俊之先生との対談形式で語られています。  気分障害は20代と50代に山がある、と言われますが、それぞれの年代で理由が異な...
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企業はメンタルヘルスとどう向き合うか 経営戦略としての産業医

40代のメンタルクリニックの院長の著書。大学卒業して大企業勤務を経験し改めて医学部に入り直して医師になったようなので、人生経験はストレートで医師になった先生よりもありそうです。  書物としては基本的な対処法が書かれています。基本に忠実にやら...
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精神鑑定はなぜ間違えるのか?

精神鑑定は非常に難しい。診察医が意図してか無意識のうちに行っているか分からないものの、世論を反映していたり被告に対して同情的になると病理を重く解釈するなど、自身の主観をいかに排除できるか難しいところです。  大阪教育大学池田小事件では、パー...
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『名医』はどこにいる?

双極性障害で有名な加藤忠史先生の著書です。  精神保健相談でセカンドオピニオンを求められることが近年では多くなっていますが、それだけ現在の主治医や治療に不満があると言うことでしょうか。  加藤先生と同様、セカンドオピニオンを求められても、治...
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心の病に薬はいらない!

精神科や医学に対する不要論を唱える内海聡先生の著書です。  「精神科はいらない」「向精神病薬はいらない」といった極論に主張は傾いているものの、エビデンスを意識しない精神科に対しての軽症ではないかと思います。すべての主張を受け入れるものではな...
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こころを診る技術

後期研修をどう過ごすかを考える上で、参考になります。  研修が始まると、他病院の他の先生と話した際に「うちは研修医が多いから3か月に一回しか当直が回ってこない」「うちは夜間の前後半で担当が替わる」「当直の翌日は午後休み」など、研修病院ごとの...
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精神科医が教える聴く技術

精神科医をやっていても、聴くということは非常に難しいです。医学部に加えて心理学科の人気が近年の傾向ですが、コロナ禍で学部の人気がどうなっていくのか、大学自体の人気もどうなるのか気になるところです。  精神科医はピンキリであり、変わり者と天才...