読書 精神療法の人間学 薬を使わない精神科診療を行っている井原先生の著書です。 産業保健では薬を使うことはないので、指導を行うとすれば生活指導や問題に対する対策を考える宿題を出す。「地獄への道は善意で敷き詰められている」という名言も井原先生の著書からよく引き合い... 2020.10.31 読書
職場復帰 アルコール問題を指摘されてこなかった社員の復帰 企業によりますが、アルコールの問題での介入が遅れると復帰時にもめるため、休業に入る時にアルコールの問題を指摘できる方が休業中の目標や復帰の条件を職場・本人と共有しやすくなります。 休業時に絡めない企業では、復帰時にアルコールの問題を指摘す... 2020.10.31 職場復帰
糖尿病 糖尿病が絡む感染症 糖尿病は感染症を引き起こしやすくなります。ではどの程度の影響があるのでしょうか。 詳細を聞かれると分からない部分が多いので、一度整理してみます。 なぜ糖尿病だと感染症にかかりやすいのか 人には免疫機能があり、白血球が貪食して感染に抵抗し... 2020.10.30 糖尿病
精神科 繰り返す「うつ病」を診立て直す うつ病100万人時代を学会や講演会で聴いたのが10年ちょっと前。SSRIの台頭が1998年なので、そこから22年が経過しており、長い人だと20年以上うつ病として通院を続けていると思われます。慢性経過をたどる方は日常生活はあまり問題なく適応で... 2020.10.29 精神科
ニュース 2件のニュースから刑法39条を考える 心神喪失について考えるニュースが出ていたので、内容を整理したうえで自分なりの刑法39条についての考えを記述していきます。 刑法39条とは 刑法39条の条文は以下の通りです。心神喪失・心神耗弱は精神状態により 心神喪失者の行為は、罰しない。... 2020.10.29 ニュース
職場復帰 生活リズム不安定時の復帰可否の考え方 職場復帰判定の際に、「生活記録」を作ってもらうケースが多いです。生活リズムが整い、状態悪化の振り返りが本人の中でできている(ケースによっては除外)、昼間眠気がない状態であれば復帰可能として問題ないですが、復帰に迷うケースも少なくありません。... 2020.10.26 職場復帰
ニュース セクハラの労災認定 金融系企業の事例で、セクハラで労災に認定された例です。 企業によってはされた側でなく、した側を守ろうとすることは時折聞かれますが、「なぜ私が被害を受けて移動しなくちゃいけないの?」という不満が変化していくかもしれません。 新聞記事には入... 2020.10.23 ニュース
精神科 今、眠れず苦しんでいる方へ 「ただ、生きてほしい」 精神科外来をしていると、生きる意味は何か?どうやって生きていけばいいのか?といった人生の問題を一緒に考えることが少なくありません。 答えは自分で出していただきます。ただ、そこに向き合うだけの情報や人生観など、自分... 2020.10.22 精神科
産業保健 ハラスメントと無視 アルコール使用障害と暴力との関連は多く、アルコールによる脱抑制の影響が大きいと思われます。アルコール使用者への対応を踏まえて、ハラスメントに対する対応を考えてみます。 ハラスメントとは 厚生労働省が出した定義は、以下のようになります。 ... 2020.10.19 産業保健
読書 生き直す 私は一人ではない 覚せい剤による逮捕後、執行猶予期間が最近あけた高知東生さんの著作です。この本を読むと介護云々の話になっていた経緯、元妻への思い、自身を苦しめていた生い立ちなど、自身の気持ちに正直に書かれています。 依存症からの回復に必要なのは「正直」にな... 2020.10.19 読書