ケアする人も楽になるマインドフルネス&スキーマ療法

 GAFA(google apple facebook amazon)と呼ばれる企業群でマインドフルネスを取り入れているとの記事が散見され、今の勤務先でも取り入れてみようと何冊か手に取る。

 ビジネス書では技術的な詳細の項目について「目を閉じる」「ゆっくり呼吸する」等技術的なことが書かれているものの、なぜ行うのか、目的・方法論は記載されていないため結局は臨床心理の本で内容を確認してから研修に組み込むか否かを検討している。

 Book1でマインドフルネス、Book2でスキーマ療法を架空の症例マミコさんを挙げて説明している。マインドフルネスについて「それって何?」のレベルの私でも分かりやすい流れで記載されている。マインドフルネスで浅く俯瞰する、スキーマ療法で深く自分に入り込んでいくイメージになるか。

 医療機関に来るのであれば、その背景に何かしらの理由があるはずだ。問題行動を繰り返す人、夜間に酔っ払って当直スタッフに延々不満の電話をかける人・・・これらの行動を「問題を起こす人は来ないでください」と医療側からお断りを入れる医療機関が少なくないものの、この本に記載されているような応急処置を入れるのは目新しい部分である。

 自傷行為も何処まで手首を切るか自分に相談する、その後手当てをする、セラピストに報告するという流れは、現実的な妥協点として実践で提案できるものだと思う。理想は切らないだが、人生の中で自傷行為で回避できたり耐えられてきた経緯があるのだとすれば、命を落とさずかつ手首の神経・血管を切らないように徐々に安全な方向に持っていければよいと自分としては考える。

 話を戻すが、マインドフルネスは浅くみる手段と考えるのであれば、集合研修に取り入れると面白いと感じた。著者の伊藤絵美先生の本はもっと読んでみたいと思わせた一冊であった。

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