お盆週の感染予測とクラスターを考える

お盆週の動向をどうみるか

 東京都での感染者数が増えており、その集団属性から今後の感染対策を考えていきます。

 ここ数日は感染者数が減っているように数値としては見受けられます。ただし、今週は企業がお盆休みに入っているところが多く、発熱や軽症であれば自宅療養を選択する人が少なくないかもしれません。会社だと休む理由から受診勧奨され、受診した結果コロナの疑いで検査し陽性となった人が、報告せずに療養しているのであれば数値が減るのは何となく理解できると思います。

 重症者数の増加はそれほどでもないことを考えれば焦る必要はないかもしれないものの、渋谷の電車でのデモなど、お盆週明けがやや怖い状況です。

夜の街から閉める事の再検証を

 夜の繁華街でのクラスターは単身の集団か、子供がいる、実家から通っている等の背景があり、単身若者の集団であれば、自閉していればそこから先への感染は拡大しないものの、子供がいればそこから保育園・幼稚園・小学校といった属性を通じて拡大します。
 同じ夜の街でも単身独居が多い新宿区等での発生と、子供がいる方の地域での発生だと単身独居の方が感染先が少ないので、店員の同居背景を踏まえて店を開くか検討しても良いのかもしれません。

 飲み屋の多い街や病院でのクラスターは家族と同居している人が多いため、やはり子供を通じての拡大が懸念されます。

 そのように考えると、2次、3次感染といった拡大の仕方をするのは夜の街よりも家族と同居する集団の方が危険なのかもしれません。

 自粛生活が必要で夜の街が感染現場になっているかもしれませんが、高齢者にたどり着く可能性が高いのは飲み屋とも考えられます。

 経済とのバランスを考えると、どの店も開けなければならないですが、順番が本当に合理性があるのかは一度見直す必要も出てくると思います。

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