うつ病休職

精神科医師がみたうつ病での休職に対する意見を書いた本である。

読了して、「誰にこの本をすすめるか」を考えさせられた。
精神科主治医としてこの先生にお願いするのはどんな患者さんになるか。気分障害でなく明らかな「ごね得」と分かれば受診させるとよさそうだが、そこまで明らかな人は受診させなくても労務部署で対応が終わりそうである。微妙なケースはこの先生にお願いするとほぼ「うつ病でない」と言われそうである。すると、「職場レベルで判断できるごね得」だけを受診依頼することになる。この受診には会社のメリットはほぼないと言える。
産業医としてお願いするのはどうか。主治医が療養の指示を出した際、どこまで本人や主治医に言及してくるかによると思う。明確な判断・指示が出されそうであるが、微妙な人は「療養の指示が出されるが休めない」板ばさみになる人が出るかもしれない。職場の受容度合いによっても異なりそうで、「多少悪くても徐々に調子を上げてもらおう」という職場ではすり合わせに難渋しそうである。一方で「完璧に調子を戻さないと受け入れられない」ハードル高めの職場では相性がよさそうである。

当たり障りのない話よりは意見を述べているので参考にはなる。ただ、「誰にこの本をすすめるか」は読み終わってもやはり答えが出なかった。

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