親を見つめること

 「うつ病を再発させないためには何をするのが良いのでしょうか」

 再発対策でほぼ必ず聞かれる質問ですが、リワークをしてから復帰する人は、自分のパターンに気づき、同じパターンにはまりそうなところで別の行動を起こし不調への道を回避する。これができればほぼ再燃がないと思われます。

 薬は大事ですが、それだけでは再燃を予防できない人が多いのも事実です。自分の課題と向き合うことができるだけでも抵抗力はかなりついていると思われます。

 同じ轍を踏むのは本人だけでなく、親から受け継いだものがあるかもしれません。感情的な母親であれば、ストレスに対して自分も感情的になって対応したり、酒で苦痛緩和をするのであれば子供も同じ行動を取るか、逆に酒に嫌悪感を抱き全く飲まずに生きていくことを選ぶこともあります。

 自分を客観的に見るのが怖い、自信がない、という方は少なくありません。少なくとも不調の真っただ中に見つめるのは難しいです。調子が戻ってきた段階で身近な親の動きを見て自分の行動を見直すヒントになります。相手の批判や嫌なことばかり見つめてぼやくのはその後の進展にはあまり影響しないものの、ただ見つめて、感じることができればよいのです。

 病気というカテゴリーで医者が主導するだけでは問題の本質に入り込めないことも多いです。自分はどうしたいのか、乗り越えなければならない課題は何か、医師や心理士等自分の気持ちを遠巻きに見守る方からヒントも得ながら、課題を考えられれば良いと思います。課題を考える上で親を見つめることもやってみてください。

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