HSPと精神疾患との関係

 「私HSPという言葉を見て、調べたらまるっと当てはまった。その言葉通りだなって」

 メディカルスタッフとの何気ない話で、その時は私もほうほう、と思っていましたが、そもそもHSPとは何だ?と私自身がよく分からなかったため、調べてみました。

HSP:Highly Sensitive Person 直訳すると「感受性の高い、強い人」ということでしょうか。病気とは独立した概念ということですが、すべてをHSPのせいだ、で終わらせてしまうと重篤化した場合に次の手が遅くなることが懸念されます。周囲からみてパフォーマンスや行動が明らかに変化した場合は、疾病としての対処も頭には入れておHSP:Highly Sensitive Person 直訳すると「感受性の高い、強い人」ということでしょうか。病気とは独立した概念ということですが、すべてをHSPのせいだ、で終わらせてしまうと重篤化した場合に次の手が遅くなることが懸念されます。周囲からみてパフォーマンスや行動が明らかに変化した場合は、疾病としての対処も考慮してください。

HSPの特徴と既知の状態との関係

 HSPの特徴は以下のように挙げられています。

①Depth of processing 思考過程の深堀
②Overstimulation 易刺激性
③Empathy and emotional responsiveness 易共感性
④Sensitivity to subtleties 感覚の鋭さ

 感覚の鋭さや刺激を受けやすいのは統合失調症の前兆や双極性障害の状態悪化時にも当てはまります。感情の影響を受けやすい・共感しやすさは他者との壁の薄さでも説明できます。最近の生活状況や体調を含めて、判断することになりそうです。

 音が大きく聞こえる等は発達障害でもよく聞かれる所見であり、主治医によってはHSPか発達障害の病名で説明するかになりそうです。薬というよりは環境調整、生き方の工夫が今後の方針になるため、外来通院をしばらく続けるかどうかは本人の判断に任せることになりそうです。

 「化学物質過敏症」という診断書を出して職場配慮を検討してもらうケースでも、HSPの一症状として表れているかもしれません。

 少し前に「アダルトチルドレン」という言葉が流行しましたが、アルコールに問題ある親の元で育つと顔色を気にして生きていくため、周囲の顔色をうかがうことが多くなります。家族歴にそのような背景が見られます。

生き方の工夫として

 感覚過敏ということであれば、情報に絞りを入れることも工夫になります。普段の勤務先の状況にもよりますが、オフィスに仕切りがある場所では仕切りを上や横にもいれて資格情報を少なくする、デスクトップの整理、周囲からも情報の選択肢をあまり広げない、等の工夫を行います。


 定期的に新たな概念が出てきていますが、対応や方針が既存のものと変わりがなければ、新たに概念を作る必要がないと私としては考えます。ACや発達障害とどこが違うの、と言われても詳細な説明ができる人は多くないかもしれません。生きづらい方への生きやすさになればよいのですが…

 

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