糖尿病が絡む感染症

 糖尿病は感染症を引き起こしやすくなります。ではどの程度の影響があるのでしょうか。

 詳細を聞かれると分からない部分が多いので、一度整理してみます。

なぜ糖尿病だと感染症にかかりやすいのか

 人には免疫機能があり、白血球が貪食して感染に抵抗します。

  血糖値が高くなると、多核白血球の貪食能が低下します。およそ250㎎/dLを超えると急激に貪食能が落ちるようです。また加齢による免疫低下も影響し、感染にり患しやすくなります。

どのような感染症が起こるか

 頻度の高いもの、数は少ないものの糖尿病に見られる感染症があります。

  • ・頻度の高いもの 呼吸器感染症、尿路感染症、皮膚・軟部組織感染症、胆道系感染症、歯周病等が起こります。
  • ・糖尿病に特有な感染症 気腫性胆嚢炎、気腫性腎盂腎炎、壊死性筋膜炎、ムコール症、悪性外耳道炎を引き起こすことがあります。早急な対処が必要です。

季節性インフルエンザのリスク

 インフルエンザが流行する前に、必ずワクチンを打つようにお伝えしていますが、入院する相対危険度は糖尿病のない人に比べて6倍高いようです。重症化しやすいので、ワクチンが欠かせないです。

 なぜ入院率が上がるかは、続発する肺炎球菌による肺炎が影響するようです。


以下の本を参考にしています。

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