断酒を勧める場合はどんな時か

 私自身は酒に寛容な方でした。若い時は酒による失敗も多く、上司の飲酒下での暴力に振り回されたことも少なくありませんでした。

 職場で支援を行っていると、飲酒の影響による問題行動が少なくありません。既知の情報から行動にどのような影響が出るのか、考えてみます。

飲酒による労務の影響

 アルコール依存です・依存でないのやりとりは意味がありません。依存でなくともアルコールの影響で問題行動は生じます。労務管理でどのような影響が出るでしょうか。

遅刻欠勤

 泥酔や頭痛等、アルコールの影響で突発の休みが増えます。典型的には日曜の酒が残り、月曜の勤務に影響が出てきます。

 アルコールと言えずに何かしらの理由をつけて休みます。中には同じ理由で休むことがあるので、「祖母が亡くなったので休みます」<それ3回目でしょ>という突っ込みが入ることもあります。

 アルコール使用下では救急受診や事故に巻き込まれることも多くなります。飲んで階段を踏み外す、

早朝覚醒

 寝酒をする人がいますが、たいていは朝早く目覚めます。リズムが早くなり、3時ころから目覚めることもあります。

 その影響で、朝早くから活動を始めます。始発に乗り、フレックスタイム開始時間に多い7時から勤務を開始。16時に勤務終了し、早い時間から飲酒を始める。朝方に勤務を動かす人も少なくありません。

 人とあうのが苦手な人もフレックスタイムで朝いない時間に前倒しになる傾向があり、朝勤務の穴にも注意が必要です。

トラブルの増加

 飲酒によるイライラや衝動性の高さも影響し、トラブルに巻き込む・巻き込まれることも少なくありません。

 理由のよくわからない夜間の転倒転落による骨折、イライラから金属などを殴り骨折し、理由を話したがらない場合は酒の影響が大きそうです。

ツールを利用した勤怠のごまかし

 アルコール使用者の中にはエキスパートのような動きを示す方もおり、自動化ツールを使いこなし勤務をさぼる方も見受けられます。技術をうまく使えば出世が早いタイプでもあります。うまく勤怠をごまかし、在宅中に遠出して事故に遭い実態がばれる、という事態も生じてきます。

飲酒量は関係しない 

 飲酒量に関係なく、少なくても行動変化が出ることがあり、問題が生じる、勤怠に支障が出る時点で断酒が必要になります。

 主治医が飲酒に対して問題ないといったとしても、あくまで健康上であり、勤怠や勤務実態に影響するようであれば医療関係なく断酒の指示を出すようにしています。

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