糖尿病に対して腎臓での糖の再吸収を阻害し、糖を尿中に排泄させて血糖値を硬化させます。
作用機序
腎臓での糖の再吸収にはSGLT2とSGLT1が作用しています。
SGLT2を選択的に阻害することで、SGLT1による糖の再吸収は阻害されないため、低血糖を起こしにくいとされています。
血糖値低下の他、体重減少、降圧、尿酸値低下、脂肪肝抑制、心不全悪化抑制、腎保護など多岐にわたる効果、影響が期待されます。
グルコースと一緒にナトリウムの再吸収を抑制することにより、ナトリウム利尿や浸透圧利尿が起こり、血圧低下や心臓前負荷・後負荷の軽減をもたらすと考えられます。
適応疾患
- 脂肪肝やNASHを合併している状態や肥満を有する場合
- 1剤目で空腹時血糖が改善しない場合
- 教科インスリン療法からの離脱
- 心不全合併
副作用
- 尿路・性器感染症 : 尿に糖が排泄されることにより感染のリスクが生じます。
- 脱水・頻尿 : 尿に糖が出る影響で、糖と一緒に水分も多く排泄され、脱水や尿の回数が増えます。水分を服用開始前より500-1,000ml以上多く飲むようにします。
生活での注意点
- 筋肉量が落ちるため、運動をするようにします。
- シックデイには休薬します。
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