リワークの効果

 個人的には休業期間のリワークをできるだけ勧めています。

 復帰前の動きを支援者に見てもらうことで、職場でどのような問題が起きそうか、もしくは起きていたかが想像できます。

 また、診断書の診断名は暫定的な場合も少なくなく、診断の推定にも利用できるなど、メリットは少なくありません。

公的機関リワークと医療機関リワーク

 医療機関だからよい、悪いということは決してなく、どんな内容かを聞いた上で利用してもらいます。

 障害者職業センターのリワークは公的機関なので安価ですが、支援者との打ち合わせを行うとよく本人の事を見ているので、話を聞くだけでも参考になります。特性も見えるので、支援者との話し合いの場をできるだけ持つようにしています。

 医療機関はデイケアの延長で居場所型から軽作業、実践でのかなりの負荷をかけるところもあります。宿題を出している機関は卒業までにレポートを複数出しているので、気付きや人間的な成長も見られることがよくあります。

 実際に通えるか、1日型・半日型など、内容を総合して産業保健スタッフと本人で決めますが、産業保健スタッフもリワークの情報や実績などを積み重ねておくと貴重な情報になります。

re-するものがない人でも勧めるか

 re-workという名の通り、再び働くという意味があります。そのまま読むと以前の通りに働くということで、それまでに培ってきた経験・知識を呼び起こすということになります。

 入社後間もなく不調になる、経験が浅いうちに休業した場合でも、体力や就業意欲を戻すために勧めることもあります。経験が浅い場合は本当にこの会社で続けられそうか、以前と何を変えて戻ってくるかなど、会社側に戻る意欲と工夫を伝えてもらってから復帰させています。

 働くことへのわだかまりがある場合等は、自分がどうしたいのか、人生プランなど生き方が復帰可否のポイントになります。

本人が拒否する場合

 本人が「お金がかかる」「リワークで嫌な思いをした」のでリワークは絶対行きたくない、という場合はどうすればよいでしょうか。就業規則で復帰の際の条件に入れていなければ必須ではないという解釈になります。本人が拒否すればリワークしなくてもよいのですが、なぜ必要なのか、復帰に向けての課題は何か、などを伝えてできるだけ行くよう勧めます。

リワークを行わないケース

 主治医から治療方針によって止められている、もしくは情報過多にさせないほうが良いケースではリワークを避けることもあります。

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