トレイルランニングの安全課題

 中国北西部で開催されたクロスカントリー大会で、低体温症による死者が多数発生したようです。急激な天候変化ということですが、172名の参加者で21名の死者が発生したとのことです。

 これに伴い、中国ではウルトラマラソンやトレイルランニングの無期限中止としたようです。民衆からの不満などを抑えることもあるでしょうが、安全対策を追及することになればよいのですが。

なぜ事故は起こったか

 中国ではここ数年でマラソン開催数が非常に増えたようです。自治体からの補助金やランナー参加料、スポンサー料でのかなりの収益が出ることから増えたようですが、急激な増加のため安全対策は企画者によって差が大きいものと思われます。気候が悪化したとしても、それも競技の一部と言ってしまって開催すれば非常に危険です。

 低体温症が今回は多く、防寒対策をすればよいものの記録のために軽装、持ち物も最低限にとどめることをした結果、このようなことが生じたと思われます。記録と安全、背反する2つをどう成立させるか、日本を含めて他国でも考えさせられるところです。

 避難所や休憩所が近くにあったのか、少なくとも洞窟など雨風をよけられる場所はあったのか、そこで食糧や防寒を確保できるのかなどの問題があります。

出口をどうするか

 中国政府はこれらのマラソンなどを無期限停止にしていますが、どうなったら再開するかなどが不明確で出口戦略に悩まされそうです。安全対策の提示や山岳や超長距離を当面禁止等になるのでしょうか。ここまでの対応は自然な流れではあるものの、どう動くのかは今後のニュースも確認することになりそうです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました