ベンゾジアゼピンの効果

 睡眠が浅くなり、人によっては脱抑制が起こり興奮して周囲とトラブルを起こすといったことがあるため、ベンゾジアゼピンは悪者になった感があります。しかし、適切に使うことで他の薬ではみられない効果が得られることも事実です。

ベンゾジアゼピンの効果

 以下のような場面で力を発揮します。

① 緊張病 統合失調症では抗精神病薬が基本となりますが、身体が固まった状態ではベンゾジアゼピン注射を用いると徐々に動き始めます。身体表現性障害で固まった状態でも使えるものの、神経症圏ではベンゾジアゼピンの処方量が多くなる傾向のため、普段の常用薬を確認してから使用します。

② てんかん てんかん発作が生じた時やコントロールのために使用します。他の薬が合わないときでも一定の効果を示します。

③ レム睡眠行動障害 睡眠時の夢に基づいて身体が行動してしまうため、何かにぶつけて骨折やベッドから転落のリスクが生じます。クロナゼパム使用することで睡眠時の行動を抑えることができるため重宝します。

④ アルコール使用障害 アルコールが身体から抜けた時に離脱症状としてけいれんやせん妄などが生じます。ジアゼパムを処方することで離脱を避けることができますが、離脱症状が出た後に使用しても効果はありません。

 適切に使えば非常に有能なものの、飲み心地が良い分だけ他の薬を飲まなくなることもあります。また、やはり脱抑制は常に注意が必要です。

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