ワクチン接種の”不利益”

 ワクチン接種と不利益にならない配慮。特に医療者では悩ましい問題です。

 ワクチン未接種の方を中心としたクラスター発生を考えるに、医療関係者のワクチン未接種で不利益にならない、というのは悩ましい問題です。

 一般企業での配慮は可能な限り対応はできると思われます。接種歴の申告は個人情報の扱いになるので難しいと思われますが、不利益にすること自体を行う必要がない気がします。接種申告のない人をシフトでなるべく重複させない、かつ本人のシフトを通さないことがない配慮になるのでしょうか。この場合の不利益は本人のみ、ということになります。

 医療関係者では不利益になるのは本人だけでなく患者さんが該当します。本人の意思を尊重しつつ、コロナ病棟等感染リスクの高い職場で働かせるのは患者さんへの感染リスクを高めることになります。この場合は本人が希望しても感染リスクの高い職場から低い職場で異動させる、というのが安全管理上の面で検討されると思います。本人の不利益と患者さんの不利益が相反する状態ではあり、どちらを優先させることになるかを職場では決断する必要があります。

 それぞれに揉めるリスクがあり、判例などがあればそれにならうことになるでしょう。

①本人を異動させる : 本人の不利益に該当するか

②本人の部署を異動させない: 安全管理・感染拡大防止の観点から妥当か

 国際医療センターの忽那先生の記事には賛否両論がありますが、医療機関に関しては政府が指針を出した方が良いです。個人が批判の矢面に立たされるのは望ましいことではなく、今後も訴訟などが出てくる問題でしょうから。

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