在宅酸素の議論

 療養病床のさらなるひっ迫により、中等症レベルでの自宅療養が議論されています。これには毎日新聞の誤報により政権批判につながっていますが、そこまで簡単な話にならないと思います。

在宅酸素自体の需要が増加している

 他疾患で在宅酸素を検討している方について、事務方や看護師さんから「早めに相談してください」とのことで、供給自体も滞っているようです。一番酸素が必要な苦しい時に酸素が使えない、という状況がしばらく想定されます。

 海外でも酸素を購入できないという記事もでており、在宅酸素をどの患者に優先するのか、酸素取り扱い業者に一任するか優先順位を自治体が管理するのか等の問題が今後生じてくると思われます。

在宅酸素の注意点

 自宅で酸素を取り扱うときに注意することは、学会などのホームページにもありますが、診療している中では以下のことがよくある問題です。

  • コードを踏んづける、転倒する
  • 携帯酸素を転倒させ足を怪我する

 慣れないうちはコードがついていないものだと思い込んでしまい、コードを踏んづけたりコードで転倒することがあります。せん妄によりコードを引きちぎる、はさみでコードを切ることもあり、特に酸素になれていない、嫌がる場合に起こります。

 また、携帯酸素は無理な方向に動かそうとしてボンベを転倒させてしまいケガすることこともあります。

  • タバコによる燃焼

 酸素は可燃物であり火気厳禁です。入院時は院内禁煙なのでよいですが、自宅療養だと喫煙することも起こり得ます。依存物質でやめにくいものの、自らの安全確保のため我慢しましょう。

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