通勤訓練の注意

 職場復帰準備に通勤訓練を課すことがあります。

 現在コロナの爆発状態であるため、全例で行うわけではなく、ケースを絞って通勤訓練を行います。

 通勤訓練は業務ではないため、自費でかつ通勤災害などの対象外となってしまうため、本人によく話をした上で同意書をもらうこともあります。

訓練前の準備

 通勤訓練の前には以下のようなことを面談で確認します。

  • 体調確認 : 日常生活リズムが戻り、社会生活に復帰する段階に進んでいることを確認します。
  • 通院 : 通院先には通勤訓練を開始する旨を伝えておきます。症状が動揺することもあり、あらかじめ伝えておかないと主治医に話も聞かれず薬を増やされてしまうことがあります。
  • 内服薬 : パニック発作が出現したときに頓服薬があるのか、ない場合は症状が出たときにどう対処するのか確認します。
  • 現病歴 : 再発の兆候がどのようなものか、電車の中で症状が出たか、出勤時のどこまで症状がでるかを聞きます。通勤訓練を電車だけでやるのか、会社まで来てもらうのかが変わります。

通勤訓練が必要なケース

 通勤訓練は病態像によってはやらないと判断がつきません。次のようなケースはなるべく行うようにします。

  • 診断書病名がパニック障害 通勤時に症状が出ないか必要になります。
  • 病態が今一つ不明な場合 状態は問題なく、出勤練習はさせない理由がないものの、本人も職場も原因が今一つであればやってみて状態を確認しておきます。

 生活リズムが崩れ遅刻しやすい方は、感染蔓延時には電話を定時にかけるなどの対策を行います。

どこまで訓練で来るのがよいか

 職場の人間関係で問題があるものの、諸事情により元の職場に戻らざるを得ない場合は職場まで来てもらい本当に来れるのかを見ておきます。

 電車を利用する場合、電車に乗って会社に寄らず帰るケースもあるにはありますが、実際の生活リズムで出社を想定するには会社のできるだけ近くに行くのがよいです。

 

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