無症候者への唾液PCRの有効性

 職場で「調査を行う前にPCRを行うのは感染予防の観点から効果があるんでしょうか。テレビで有名人が発症しているときに時々話を聞くので」という質問を少なからず受けます。

 PCR検査は鼻咽頭から取るので、抗凝固薬を飲んでいる方は出血もありますし、とにかく痛い。痛いので何も症状のない方にやるのはためらわれます。唾液であれば自分で出せばよいので簡単です。簡単ですが無症候者のウイルスも検出できるのか?が論文のテーマです。

 結論からすると感度が60%を切るため、スクリーニングには適さないようです。一方、有症状であれば検出率が高いようです。症状が揃い積極的に疑われるのであれば唾液でもよさそうですが、簡便だから症状なくてやってみる、という使い方は適さないようです。

 毎週PCRをやっているから大丈夫、という人には使い方をきちんと説明する必要がありそうです。毎週鼻咽頭から採取しているのであれば、それはそれですごい、とは思いますが…

Change in Saliva RT-PCR Sensitivity Over the Course of SARS-CoV-2 Infection

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