鉄剤

 診察で鉄剤を処方することは少なくありません。働く年代の女性では定期健康診断で貧血を指摘されることも多く、自覚症状でだるさや胸苦しさを伴う方もいます。治療を行ってあとから「あれは貧血の症状だったのか」と気づく方もいます。

適応疾患

・鉄欠乏性貧血

・潜在性鉄欠乏症

副作用

 消化器症状の悪心・嘔吐・腹痛・便秘等が出現することがあります。

禁忌

 肝障害 脂肪肝や非アルコール性脂肪肝炎も鉄剤による増悪が生じます。

処方

・クエン酸第一鉄ナトリウム(フェロミア) 1日2回で使用

・硫酸鉄(フェロ・グラデュメット)1日1回 1錠に含まれる鉄が105mgと多いので、胃腸障害が出ることがあります。

・ピロリン酸第二鉄(インクレミン) 1回5ml 1日2回で使用 小児用として出されていますが、飲めない際に処方する場合があります。

・含糖酸化鉄(フェジン)40mg/2mlを10%ブドウ糖液20mlで希釈し2分以上かけて静注。経口薬と比べて鉄過剰症になりやすく注意が必要です。

(参考文献)medicina Vol.55 No.4 プライマリ・ケアでおさえておきたい重要薬・頻用薬 p274-276

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