元の生活に戻すことはできるのか

 新型コロナウイルスのデルタ変異がピークを越え、明日以降から緊急事態やまん延防止措置は終了となります。

 テレワークを全解除する企業もそれなりにあるようです。

 ただ、ここからは会社のフットワークの軽さや時代をどう先読みするかで対応が変わってきます。

COVID-19の次のピーク予測は

 あくまで私論の上、他のコロナウイルスのパターンからの推測になりますが、中東呼吸器症候群を引き起こすMERSのような動きをするとどうなるでしょうか。

 MERSは流行地域は狭いものの致死率が高くなっています。MERSは急激に感染者数が増え、急に落ち着く第5波の動きのようにも見えます。MERSと同じパターンであれば同じくらい間隔が空いてから感染者が急増します。感染動向を見ながら、急激に感染者数が増えてくれば、政府の緊急事態を待たずにその翌日から出勤制限をかける。それが先手をうつ産業保健といえる気がします。

 SARSは当初日本でも発生した時はどうなるか予測できませんでしたが結局収束しています。新型コロナウイルスは何波も繰り返して共存か収束を迎えるため、パターンの参考にはあまりならないかもしれません。

 あとは波打ちながら増加、減少を迎えるのかどうか、といったところでしょうか。今回の終息が急に来たため、「いつまで制限」「いつから通常」の動きをなるべく早く行えるとよいかもしれません。

慎重かつ大胆に、だが…

 アタック25の児玉清さんのセリフで「慎重かつ大胆に」という言葉が私は好きです。慎重な時は特に慎重に、攻めるときも忘れてはいけません。出勤の判断があればそこで出社が必要なことは行う。職場で発生したら感染状況を確認して動きを止める。感染拡大したら在宅中心、といったことが今後も繰り返されるでしょう。

 今後の会社の開け閉めで問題になるのは、会社がどのようなストーリーを描いているか、ということです。NTTは転勤等がなくなるようで、GMOは完全在宅勤務など、元の生活には戻らないというストーリーで動いているように見えます。元の状況に戻る期待をしている人もいるでしょうが、産業保健をしている方だとそのような期待はかなり低いと思います。

 戻らないのであれば出張の代用案を出していく、データのクラウド化等の移行をしていきます。描けないとその場限りの動きに振り回されます。「どこに向かっているんだろう」と社員が疑問を感じた時に上層部は答えることができるのか。その答えが将来のストーリーだと思います。

 私なりにはMERSのようなピークの迎え方を予測し、元の生活に戻るのは難しく、感染予測をしながら今は動く、ということを提案していきます。誰も聞きに来ないのが今の企業での悲しいところですが…

 企業によっては現業の縮小と新しい生活様式に合わせた新規事業への動きを取ることを勧めそうです。感染状況や治療薬・ワクチンの結果など、チェックする情報はまだまだ多そうです。

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