無茶苦茶な要求か、合理的配慮か

 会社の気質にもよりますが、会社から見ると無理な要求なのではという配慮の要求や、会社はもう少し本人のために考えてあげればいいのに…と思う場面に遭遇します。

 会社側が非常に面倒くさそうな姿勢を取ると、会社と本人の関係が非常に悪化します。あいまいなままにして問題を棚上げにすると、本人の会社に対する不信感につながります。金銭的に、周囲への説明がつけやすいもので納得できるものであればできる限り配慮を検討するようにします。

合理的配慮とは

 そもそも合理的という言葉は困っている本人の理にかなっているものかどうか、会社として無理のない範囲で対応できるものであり、可能で無理のない範囲の配慮が求められます。

 配慮に要する負担が重いか否か、については過重な負担の要件として以下のようなものが挙げられます。

  • 事業活動 申し出のあった措置を講ずることによる事業の実施継続に及ぼす影響の程度
  • 実現性 当事者の勤務地の立地条件や勤務施設の所有形態などに応じた危機や人材、設備を整える難しさの程度
  • 費用負担 申し出のあった措置を講ずることによる費用や負担の程度
  • 企業規模 企業の規模に応じた負担の程度
  • 財務状況 企業の財政状況に応じた負担の程度
  • 公的支援 公的支援を利用できる際は公的支援の利用を前提として具体的な措置を判断

 中小企業であれば資金的に難しいケースが多く、大企業であれば金銭的には余裕があるため負担になるべく応じる方向で動くことになります。検討しないと突っぱねる会社では、上記の要素を全て検討した上で返答しているかが問題となりそうです。

 テレワーク中に電話を取れない、といったことなどで通信手段がなくなるのは事業継続に支障をきたすため電話を避ける許可は難しいと思われます。電話の取次ぎは他の人が行う、となると周囲の人の負担が増すため、周囲へ相談したうえで実際配慮を行えるか検討することになります。

 本人としては対策としてできればという案を出してくるので、会社がその案では何かしらで支障が出るため代替案を出すことは問題ありません。要は話し合いのできる環境なのか、話し合いをしたうえで何を行うかのプロセスが非常に大事になってきます。

 

 

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