産業医は会社の何なのか。いい産業医論

 産業医は会社の手先なのでしょうか。

 youtubeに挙げられている動画で、評論家のひろゆき氏が語っており、根拠は「会社からお金をもらっているから」ということでした。

 給料を会社からもらっているのは間違いはないものの、かといって会社の言いなりで働くことはないです。健康面で何かあれば産業医の責任になりますので。

 言いなりで働く人を会社も雇う意味はないです。ただうんうんいうだけなら「産業医を探しているけど見つからなくて…」を延々と繰り返せば、産業に払うお金も必要なくなります。

 ただ、産業医が中立を貫ける人でないと、会社も従業員も信頼できないものです。

 会社と異なる意見を出したとしても、有期の契約終了でなければすぐ産業医が会社から切られることはありません。会社にもそれだけ納得のいく意見を出せればまず切られることはないですし、雇用を切られるならそれで戦えば問題ないことです。雇われだからおとなしくしているのは職務放棄していると同義ではないでしょうか。

 会社と筒抜けになっているか心配であれば、周囲からの産業医の評判を聞いてから対応するのが良いと思います。

結局、どんな産業医が良いのか

 私の理想的な産業医像はこんな感じです。

  • 社員の相談は断らず乗る
  • 「できない」ことは社員と会社双方に伝える
  • 標準化する=他の人と差別化しない
  • 言う事に一貫性がある。間違っていたら謝る
  • 浅く広い知識、行動力。何でも屋か器用貧乏。
  • 時に組織の動きをあおる

 社員相談は必ず乗ります。これは契約上も大事で、何か起こらないために行っています。

 自分のところの相談でないものや不可能な相談は会社でも社員でも断ります。法律や判例に基づいた筋を通す対応が望ましいです。

 ルールは一貫させる。筋を通すのが基本です。最初のルール設定をきちんと行えるのが大事です。できるだけ周囲の人も含めて対応を行う、といったことがあります。

 産業医のキャリアは社会人経験者や精神科医師がベースになることが多いですが、知識は一通りあるほうが会社では頼りにされます。

 組合をたきつけて委員会を活性化させることもあります。誰を動かせばよいか、を感覚的に察知できるのがいい産業医だと思います。

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