ATM盗難事件から対策を考える

 競艇で作った借金があるためにATMから現金を盗み出す。ギャンブル依存で起こりうるよくあるパターンではあるものの、このニュースで気になる点がいくつかあります。

メンテナンス先のATMから1億円窃盗容疑

  • 警備保障会社勤務
  • 1人業務の際に金銭を盗んでいた。ATMの掃除や点検担当
  • 「競艇をするために金が必要だった」 

 以上の点が気になるところです。3番目は依存が絡む件でよくあることですが、正直に話した点では前進と言えるのでしょう。

 警備はなんとなく日雇いのイメージを持っていましたが、夜間警備のイメージだけで本来は社員契約して勤務しているので解雇した、という報道になるのでしょう。

 一人業務できるものではあるでしょうが、防犯カメラはその場では役に立たなかった、ということなのでしょうか。ワンオペが警備業にまで及ぶのか、と。外国人労働者が警備にもそのうち入ってくるのかもしれません。

リスク管理

 リスク管理の点からすると、金銭を一人で取り扱うと今回のような理由が明確な人は犯罪のほうに傾きかねません。昔のドラマやコントでは銀行が1円足りないだけでも店内をくまなく探して残業になる映像はよくみていました。1円でも金融関係は大変なことになります。飲食店でのワンオペはきついですが今回の場合は危険です。2人とも動ける方でなくとも年輩の方を入れる等して一人作業を避ける必要がありそうです。

ギャンブル依存としての対策

 また、今回は警備で社員契約のようですが、夜間警備では日雇いの方も少なくありません。依存症が進行していく過程で「10日後の10万円より今日の1万円」といった少し待てば多くもらえるよりも、その日毎の収入を選好するようになります。今回のことを踏まえて依存症対策の労働衛生教育と取り入れるとよいかもしれません。このようにその日毎を好む人は社員契約を望まないことがあり、少ない給料の中で社会保障よりも業務委託を選ぶことも多いです。

 転職を短期で繰り返している人は、依存症を合併していることが少なくありません。前職をやめた理由や金銭トラブルや飲酒によるけがや生活習慣病、職歴を踏まえ、個人を産業保健側が特定できない形で人事が相談に来る職場もあります。「十分に働ける」人も多いので、金銭に直接かかわることのできない部署への配属などを検討してもよいかもしれません。

 自助グループにつながっている、通院を続けている等何かしらのリスク対策を自身で取った上で社会復帰できればよいのですが…

 

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