薬物使用のきっかけ・行動への影響・復帰

 ねこくんというyoutuberの方が逮捕されたようです。

 ゲーム実況者とのことで、若い方への影響が大きいので二次的な影響が心配されます。

 このニュースで気になる部分はいくつかあり、取り上げてみます。

 高知東生さんも回復への手助けになるよう呼びかけもしているので、うまくつながっていただきたいものです。

薬物使用のきっかけ

 薬物使用の始まりは些細なことがほとんどです。

 「仲間に誘われて断れず」「子供だなと煽られたので」など、その場の同調圧力もあります。この方の場合も「19歳で上京した。かっこつけたくて」と物質使用でよく聞く言葉です。

 やってみて大したことないと思い使い続けてしまい、大事なことの順位が分からなくなってきます。そうなると周囲の人が離れていくなど、生活にも影響が出てきます。

 この方のケースもきっかけは些細なことであり、よく聞くパターンです。

ゲーム操作への影響

 どうみても泥酔しているお兄ちゃんが、ゲームセンターのぬいぐるみを取ろうとして意気揚々と100円玉を投入…しようとしたけど何回もコインを入れるのに失敗し、指だけコイン投入口にぶつけている。そのうちお金を投入し「いーいぇーーーーーい!」とテンションは最高潮。でもワームをずっと止められず端までいってしまい、奥行きが分からず適当なところでワームを下ろす。正確な位置で取れないためぬいぐるみを掴めず落としてしまう。同時に「あー!」と悲鳴とともに床に倒れこむ。まるでボウリングのピンが倒れたみたいに。

 周りから見ると面白い光景ですが、上の事象と同じことが起きます。アルコールと大麻はどちらも中枢神経に抑制的に働きます。

 ではこれらと異なる、覚せい剤やコカインでは同じようなことが起きるかと言うとそうではありません。中枢神経に刺激的に働くので、操作能力にはそこまで影響がないと思われます。ゲームやっている刺激薬使用者に詳しく話を聞いたわけではないですが、理論だけで言えば操作は支障なさそうです。

 「大麻を吸うと、ぼーっとして下手になるので、ゲーム中は吸わないようにしていた」と話しており、ダウナーはゲームやる人には相性が悪そうです。

復帰後の問題

 嗜癖行動のゲームやyoutube配信が違法薬物使用の危険度を高めそうです。

 大麻はいつ吸ったのでしょうか。「ゲーム中は吸わない」ということで、終わった後にリラックスするなどで使っていたかもしれません。そうなると、復帰後ゲームやyoutubeを再開した時に、興奮後の余韻で大麻を使用したくなることもあり得ます。

 またコカインはいつ使ったのでしょうか。テンション上げるため、配信の前や合間にこっそり使っていることも考えられ、やはり復帰後にコカイン使用のリスクが高くになります。

 配信者数がものすごい数ですが、配信は再燃のリスクが高いことを踏まえて別の仕事を目指すほうが刑務所との行き来を繰り返さなくなります。

 自身の人生で何を自分が大事にするか、じっくり考えてから社会復帰すると再発予防になります。いい形で復帰していただきたいですね。

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