「学びの場」としてのデイサービス

 通って学べるデイサービスは需要にマッチしています。選択肢が増えるのは良いことですね。

 https://news.yahoo.co.jp/articles/2a6d6d17d31a04f1e7f959c10132707cecdbf601

 デイサービスの多様化は2010年前後でも患者さんの家族からよく話を伺っていました。デイでカジノを運営する、ハードな筋トレを行う、などはよく耳にしています。

 学校形式、特に中学校以降は教えるほうも準備や深く知っていないといけないので、学校形式は準備の手間など含めて割に合わないというのが正直なところです。でも学問であれば本人の尊厳は保たれます。生きる社会的意義や本人の回想もより深いものになりそうです。

 尊厳を保つということと相反するのが今の認知症診療ではないでしょうか。HDS-Rで質問をして、学歴職歴社会活動状況からどう見ても簡単すぎる質問なので「あんた馬鹿にしているの?」と診療時の医師患者関係が損なわれ、パーキンソン症状が出てきてHDS-Rの検査をやっていないと紹介先から「せめてHDS-Rくらいやっておいてよ」という、文面から怒りが伝わる紹介状の返書が来て、プライマリや在宅をやっている身としては肩身が狭い思いをしてしまう。それはそれは良くないことばかりです。

 認知症は短期記憶障害が中心で、固形記憶の言語は最後まで能力が保たれます。源氏物語や歴史など、文系学問は「あーそうそう、こんなことあったっけ」「私の恋愛と比べると…」など、授業中の座談会も、10代の未知の世界が開かれていく人とはまた違う意見が展開されるので、教える側の刺激にもなりそうです。大学で生涯教育講座で成人を取り組む努力をしていますが、大学がデイサービスと提携して新たなサービス提供をすることが今後起こりそうです。 

 介護は賃金の問題がありますが、支援を手厚くして多様な職歴を持った人が介護の場に参入してもらえると業界はまだ伸びそうです。

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