1回面談での復帰判断

 復職面談で、2回面談だと1回目に面談し必要条件が満たされていれば課題を出し2回目の面談に進みます。2回目で課題ができていれば復帰可、という流れになります。

 1回の面談で判断するのは非常に難しいことも多いです。実際にどのように動いたのか、出勤練習で気分が悪くならなかったか、朝は出勤する時間に起きれているか…など1回で判断する場合は情報が不足することが多いです。

 企業のスポット募集を見ていると、1回の面談で判定をするケースが以外と多いことに驚かされます。面談で会社は何を見てほしいのか、どのような課題があるのか、会社側は受け入れ準備をするのか、本人は本当に復職する気があるのか・口だけでなく行動を伴っているか…など様々な判断をすることが多いです。

 復帰資料で生活記録を出してもらうことが多いですが、どのように判断すればよいでしょうか。

 少なくとも朝起きれて始業時間に間に合うことが条件となります。それを生活記録をつけてもらい、朝いちばんに面談に来てもらい面談を実施する。くらいしかやれることはないと思います。

 睡眠は11時には寝ておき、昼寝はしていない。昼間の活動量は少なくとも日常生活活動レベルは維持し、勉強や負荷の大きい活動など社会生活を意識したものであればなおよいと思われます。

会社が決めたルールを守ること

 会社が就業規則に復職判定のことが記載していればその通りに運用します。観察期間を設ける、休業日数が○日を超えたら再休職などもあればそれに準じて運用します。

 課題を作成してもらう時間や事前準備があれば、振り返りシートや配慮要望、復帰に当たる懸念点などを記載してもらいます。

会社側への要望

 会社側から「この人難しい人だから復帰は難しいから断ってくれないか」と言われることがありますが、あくまで健康上の意見しか産業医側からはいうことができません。

 本人がリワークをやり復帰可能の診断書を出している。就業規則の復帰条件を満たしていればあとは実務をやった上で判断することになります。

 ここで、職場での観察期間を経ずに復帰不可とするのは会社としてもリスクが大きいです。健康上止めざるを得ない事情があるのでなければ、実務で判断するようにしてください。

 復帰面談で明らかな不可となる可能性があるのは

  • 面談時に酒が残っている
  • 希死念慮があり、自身でコントロールできていない状態
  • 問題行動で職場に重大な損失があった上で具体的な次への対策がない

 危機管理能力が本人にあることが復帰には必要でしょう。


 コストを考えて1回面談の依頼になっているのでしょうが、1回で判断が難しそうな人は少なくありません。複数回を経て判断できるよう会社側も意識していたほうがよいと思います。

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