感染対策の見直し:どこを緩めどこを継続するか

今すぐやめたい5つのコロナ対策

新型コロナ:行動制限の緩和が進む中、私たち一人ひとりの感染対策の考え方はどうあるべきか?

 東京都の感染者数が減り始めており、今回のピークを越えてきた印象があります。感染が落ち着いている間に研修などいろいろなことを進めたい。そのために職場の感染対策を検討してみます。

継続が必要なもの

 継続が必要なものはどのようなものがあるでしょうか。

  • 集合会議
  • マスク・手洗いの習慣
  • 日々の体調管理

 3密の回避は可能な限り行った方がよいでしょう。オフィス出社時はマスクを着用、手洗いをこまめに行うことは変わらないです。

 日々の体調管理は継続し、体調不良時は無理に出社しないことが大事です。出社させないための配慮として特別休暇や在宅勤務の整備など、就労継続しやすい環境の整備は大事です。

 強制ではないものの、打てる人はできるだけワクチン接種を勧めています。自分がウイルスを持っているかもしれない。周囲にうつすかもしれないと考えると、ワクチンはできるだけ打ちましょう。

見直しをしてよいもの

 見直しできるものはどんなものでしょうか。過剰になっていないか、そもそも必要かどうかが条件になりそうです。

①アクリル板・ビニールカーテン

 使用してみるとわかりますが、ビニールをつけると声が聴きづらくなるので口元を近くにもっていきます。飛沫はとびやすくなるもののビニールで遮られます。これを消毒すればよいですが、店によってはあまり消毒していないだろうなという汚れが見えることがあります。

 食事の時にはマスクを外すので、しゃべらないようにという意味でアクリル板はあった方がよいと思いますが、店においていないことも多いです。消毒や汚れがどれだけつくか、衛生的なメリットを考えてやる必要があるでしょう。

②頻回の消毒

 こまめに消毒しすぎる、次亜塩素酸ナトリウムで消毒したまま放置し、パソコンが調子悪くなったという例もあります。金属が腐食したのかも知れませんが、頻回に消毒するのはいいもののやりすぎだと何が業務なのか分からなくなりそうです。

③出社時抗原検査

 これは感染が集中している高齢者施設等では使用する必要があるものの、一般企業では事前確率が高くないのと、症状が出てから1日程度は陽性にならない期間があります。事前に無症候性感染をとらえるには事前の体調確認のほうが確率は高くコストもかかりません。

 対外的なパフォーマンスのために、月何百万円もコストをかけるのは疑問符が付きます。クラスター発生時等クラスター発生時でなければ使う必要はないと私は考えます。

④ハンドドライヤー

 飛沫が飛ぶとの話で中止にしていたようですが、乾燥させること自体は悪くないです。タオルを持ち歩くのは継続ですが、乾燥のために再開するのは良いと考えます。


 メリハリをつけないと、いつまでも感染対策を行うことになります。そろそろ本当に必要なのかを議論していいと思います。組合活動の方は腕の見せ所です。

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