産業医への転職①

 現在病院で勤務されていて、専属産業医としての勤務を考えている方向けに、自分の棚卸しも兼ねて記事を書いてみます。産業医採用も複数で携わっていたので、採用する側の気持ちも考えながら記事を作成しています。

 転職活動に動かれる方の参考になればと思います。

転職の動機

 この業界に入られる方は多くないものの、様々な理由で入られています。

①家庭の事情

 育児中で時短の先生も少なくなく、家事重視で出勤日数を減らしたり終了時間を早くして切り上げる方も多いです。

②自分のペースで業務をしたい人

 マイナー科人気の理由とあまり変わりないかもしれません。週3-3.5日勤務が最近は出てきていますが、企業としては専属として文句を言われにくい週4日勤務が多いようです。

 残業発生は多くなく、定時に上がれることが多いです。メリハリはつけやすいです。

③健康状態との兼ね合い

 自身が大病を患ってからこの業界に来る方もいらっしゃいます。外来は患者さんの多い少ないが時期によって発生することがあります。自分のペースで仕事したいから、につながってきます。

企業による求めるものの違い

 従業員数が1000人以上で専属産業医雇用の要件となりますが、雇用に至るまでの経緯によって産業保健への理解や協力度もかなり異なります。社風もピンキリです。例を挙げます。

  • A社 在宅勤務中心。残業は一般職では減ったものの、管理職での過重労働面談が増加傾向。管理職でのうつ病が懸念される。社員全般的に大人びた雰囲気。
  • B社 営業職でのうつ病・特定企業相手で不調に陥りやすい。人員増加で対応するが、そもそもの営業対策にはなっていない。残業に対しては管理職か否かに関わらず細かく追及している。
  • C社 ベンチャー発で急成長しており、制度が追い付いていない。体制や就業規則への起案を産業医保健師が行っている。

 給料

 「産業医は言い値で決められる」と知り合いの先生が言っていましたが、不景気の波があるため一定額で頭打ちになるようです。産業保健経験の有無で額の変動があるようです。メンタルヘルスが強いと一定額上乗せとの話があるようです。前職の給料+月5万円くらいで即決になりましたが、週4で1500万円が多くの求人だと限界のようです。それ以上目指すのであれば、経験を積んでから嘱託産業医で複数社取ることになります。

アピールできるスキル

 治療の場でなく就業できるか否かの判定や、健康に関する相談が多いです。

 以下のような経験があるとアピールになります。

  • 専門医:何科でも極めると売りになります。精神保健指定医・精神科専門医があるのであれば資格に記入しておきましょう。
  • 認定医:サブスペシャリティを書いておけると尚良しです。会社では幅広い健康相談を受けるため、幅広さは売りにつながります。
  • 外国語:TOEICをやっておくとアピールになります。取引先によっては中国・韓国・ベトナム等から雇い入れていることもあるため、これらを話せるのもプラスです。留学経験もあれば海外生活経験で困ることなども共感する力があるとみられ、おすすめしています。

 逆にアピールにならなそうなのは何でしょうか。

  • 健康診断機関でのバイト歴:医師免許だけでできることもあり、健診の判定に強いとは限りません。マイナスにはならないものの、採用面接を行う課長からは「コミュニケーションスキルは問題ないのか」と聞かれたことがあります。面接での人柄が大事です。

 これらを踏まえ、転職活動を開始してみましょう。②へ続きます。

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