このニュースの背景が気になります。熱中症対策は大事なので、エアコン導入は賛成ですが。
市立全中学校の美術室に、ということですが、他の音楽室や体育館などにはあって美術室に設置してないから動いたのか、音楽室などにもないのか、通常使用する教室にすらないのか、の前提条件が欲しいところです。
また、この先生は校長など他の先生に妨害されたことを理由に”適応障害”という診断が出たようですが、どのようなとがめられ方をしたのか気になります。ちなみに適応障害は、原因が明確でその問題がなければ通常に過ごしていたはずの問題ということになります。校長先生に咎められたことが明確な引き金ということになるのでしょうか。どのようにされたのかの情報は裁判で出てくるのでしょうか。
抗議行動するのはよいものの、過激な表現になっていたので回収したことと、学校のプリンターを無断で利用したことはこの先生の問題になります。自身に落ち度のある行動は、支持されないかもしれません。この先生だけ処分ということであれば、周囲は協力するのをためらったのか、先生がすべて責任をかぶったのか、この記事だけではわかりません。
公立学校のエアコン設置率
ちなみに公立小中でのエアコン設置率は93%です(2020年9月30日の記事による)。美術室含む理科室など特別教室は57%なので、普通学級が整備してからなのでしょう。
今後確認が必要なことは
第三者から見た評価や意見はどうなのでしょうか。先生自体がしっかりしている人であればこの先生が支持されるでしょうし、他の教室は後回しで美術室からということであれば、校長や他の教員が支持されるはずです。生徒や保護者の声をメディアには取材してほしいです。
適応障害ということで、労災までもっていくのであればパワハラや恫喝まがいのことをされた、ということの証明が必要です。業務上というのはこの記事の表面だけでは評価できないですし、労災には該当しないのではないと考えます。診断書の目的も訴訟であれば、作成するのも慎重になる気がしますが、主治医の先生に目的をお伝えし、経緯をすべてお伝えして作成してもらったのか気になります。
エアコン自体は導入の方向に動いてほしいのはその通りですが、学校の備品を勝手に使う行為で先生にも突っ込みどころが生じたので、少し穿った見方をしてしまいました。先生の行うエアコン設置は賛同できます。ただ手段はまずいので、すべて賛同できない気がします。
熱中症対策は大事なのは確かです。設置計画をきちんと伝え、優先順位の設定の仕方など手順を先生に伝え、早くエアコンを入れていれば問題が起きなかったかもしれませんが…
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