夫婦関係は非常に難しく、何が正しいのかは夫婦で決めてもらわないといけませんが、コロナによりメンタルヘルスや別居・離婚の問題や相談が増えている気がします。
夫婦間の関係はべったり仲良くが必ずよいとは限らず、距離を取って過ごすのが幸せなこともあります。理由はもともとが他人だから。相手に合わせるのが苦ではない夫婦は理想ですが、他人なので不一致の部分は生じてきます。
芸能人でのよき夫の姿からの離婚の顛末を見ると、距離感が近すぎるのもどこかで息切れを起こしてしまう。そのため距離ができ、ほどほどの距離が取れていたのにコロナで距離が密接した。家庭内別居のケースでは、距離が取れずにイライラや抑うつ状態が悪化するケースを散見します。
医療はどう介入するか
夫婦の問題なので、2人で解決するしかないと思います。一方的に離婚や別居を突き付けられた場合、ショックでどん底に落とされてしまうので、その間の支えとして気分や不眠に対して介入はできるかもしれません。
夫婦でどうしたいのかは聞くにしても、一方的な忠告だけ言って離婚届を突き付けると、あとからトラブルになることがあります。筋を通して話をしないと、お子さんなど家族がいる場合は周囲からも理解が得られないと思います。
精神的健康状態や医療のせいにしない
コロナで無理に距離が縮んだことは確かですが、元からある問題が露呈しただけです。根本的な解決方法は互いの納得がないと進みません。
医療者が言えるのは「夫婦間の問題なので、よく話し合って結論を出してください」としか言えません。家庭内別居の維持ができるのであればそれでもよいでしょうし、別居・離婚・元の姿に戻るといった結論を出すのは夫婦でしか出せません。
結論出すにしても自身の体調と相談しながら決めるタイミングを図ることになりそうです。
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