働き方改革の最初の壁

 働き方改革という名のもと、時間外勤務の上限を超えると罰則規定が設けられるようになった。

 他社の方と情報共有して確認できたのは、課長など管理職の残業時間が増えたことだ。組合員として守られていない部分にしわ寄せが来る。これは始まる前から想定されていた。

 実際に過重労働面談者の対象はほぼ管理職のみである。電車で乗り過ごし終点で折り返したところで慌てて下りる、飲みに行き、次の日に寝坊し上級管理職に怒られる…そんな姿を見ると、脇で社員が「管理職にはなりたくないよね」と昇格を嫌がる。昇格すると地獄が待っている、になると会社に残るより管理職でなくとも成果を出せば給料が上がるところやフリーランスに動く労働者が増えていくのではないか、とふと考えてしまう。

 会社の構造改革も急がれる。管理職が多い会社は時間外制限がない会社と思われブラック企業のレッテルを貼られかねない。指揮系統が社長-取締役-部長-…-課長-平社員であれば、本当に必要な役職のみに整理していく必要がある。ソフトバンクのように社長から直接指示が出すことができれば意思決定までの時間が短くなる、ハンコをもらうスタンプラリーなどの余計な事務処理が減る。あくまで理想論なので、現職の降格は難しいのですぐには動けないが、長期展望は組織の簡素化になると思う。

 このまま有名企業の管理職の過労死をニュースで取り上げられるまで待つしかないのか。非常に歯がゆい。

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