精神科

統合失調症と就労

 精神科をやっていると、統合失調症で通院している方から「仕事ができるか」という話が必ず出てきます。統合失調症の発症が10-20代が多いため、症状が落ち着いたら仕事をしてみたい、という気持ちにはできるだけ汲みたいところです。  仕事が...
健康診断

乳がん検診(マンモグラフィ)

 働き盛りの女性がかかる疾患で、乳がん検診は治る疾患のため健康診断受診が推奨されます。自治体の広報にも掲載されているので、自治体開催のものを利用するのもよいです。 疫学  40歳以上は2年に1回のマンモグラフィの受診が勧められ...
読書

誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論

 精神科研修での必読書は統合失調症や気分障害が中心でしたが、アルコールや薬物の影響は切り離せないことが多く、物質使用の本を読み漁っているうちに松本先生の著書に出会いました。  松本先生の人生史を振り返る著書と言えるでしょうか、松本先...
産業保健

福利厚生でできるストレス対策

 起業準備していると、何が経費になるかということに目がいってしまいます。 今の私がまさにそれです。  会社の福利厚生は住宅補助が徐々に削られてしまい、2010年代以降はもらっておりません。大手だと残っているものの、恩恵は昔と比べて少...
精神科

どんな精神科医を受診すればよいか

「どんな病院や医師を受診すればいいか」  うつ病や統合失調症など疾病別の家族会を実施した際に、上記の質問が良く聞かれます。  よく言われるのは指定医や専門医を持っている医師が一番よい、とのことですが、一定技能や知識を持っている...
精神科

双極性障害と境界性パーソナリティ障害の相異点

 私自身、パーソナリティ障害という言葉が蔑称として使われている気がするので、できるだけ他の診断名がつくようであれば他の診断名で説明や紹介状に記載するようにしています。  似た病名として「私は双極性障害じゃないのか」「娘は境界性パーソ...
ニュース

プラセボ接種と偽薬処方

 ワクチン接種で接種委託料をだまし取り問題になった事件で、ワクチンでなく生理食塩水を接種していたという内容が報道されています。  ワクチンが怖いものだという説明をした上で生理食塩水を接種したということで、接種された方にとって「医師に...
産業保健

感染者の待機期間短縮と会社対応の考え方

 感染者の待機期間が10日間から7日間に短縮されます。仕事をしている人で重症化していない場合は早く復帰することは歓迎されることでもありますが、会社はどう動けばいいでしょうか。 科学的根拠は?  症状が軽症に至らない方や無症状の...
精神科

詐病を見抜くには

詐病:意識的あるいは無意識的に病気であるかのようにみせかけること。  病気であるように見せかけるのはけしからん、という方も多く、職場ではあいつは病気ではないんじゃないかという空気が職場に流れるところもよく見聞きします。  詐病...
ニュース

バスで取り残されることを防ぐには

 幼稚園バスの園児置き去りでなくなった事件。痛ましい事件であり、ご遺族の方にはご冥福をお祈り申し上げます。  ワイドショーを見る時間がないのでネットニュースだけで確認しましたが、第三者が欲しい情報ややらなければならないことは再発予防...
タイトルとURLをコピーしました